旬のコラム
2017/05/19

【南仏の食卓から】ニースの五月祭(Fête des Mai)

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ニースの文化、郷土、そしてグルメを体感できるイベント

ライター/松嶋まち子

気候が安定してくる5月の毎週日曜日、ニースの高級住宅街・シミエ地区にあるアレーヌ・ド・シミエ公園では、「5月祭りFête des Mai」が開催されています。

ニースの中心地から車で10分ほどの場所にあるこの公園は、オリーブの木が一面茂っており、通称オリーブ公園としてニース市民の憩いの場所になっています。

お天気の良い休日は木陰で(ニースの人は太陽が好きなので木陰じゃなくてもOKの人は多いですが)、ピクニックをする人々たちで溢れ、週末になると子どもの誕生会が開かれていることも多いです。

さらに敷地内にはマチス美術館、その隣には円形闘技場やローマ浴場などローマ時代の遺跡もあって、観光スポットでもあります。

5月祭りはニースの文化、郷土、そして料理を知ってもらおうと、市が主催しているものです。公園の中央には大きなステージが設置され、ニースの民族衣装をまとった人々による伝統的な踊りや演奏、劇など子ども向けのイベント、さらに市民同士のダンスパーティーも行われ、大変活気があります。ステージの周りを取り囲む観客席はいつもニース市民で満席、立ち見客も。

敷地内には、子ども向けの臨時の遊具がいくつか設置され、人気のペタンク場も併設されているので大人も子どもも一日中楽しめます。

 

 

フランス流 ピクニックメニュー

ピクニックにはサンドイッチや軽食など、簡単に食べられるものを家庭で準備していきます。バゲットを何本か買っておいて、それとは別に中に挟むハム、チーズ、きゅうりなどお好みの具をあらかじめタッパーに詰め、マヨネーズやオリーブオイルで味付けし、その場で即席バゲットサンドイッチを作るのがフランス風。

 

 

屋台も毎年人気です

公園内では日本のお祭りのように軽食の屋台も立ちます。

ニースの郷土料理の軽食が中心で、以前紹介したpan bagnatパンバーニャというニース風のサンドイッチ(丸いバゲットを半分に切り、中身にトマト、黒オリーブ、アンチョビ、ゆで卵、わけぎのスライス、ソラマメ、ツナなどの具を入れてオリーブオイルをかけたもの)、soccaソッカ(ひよこ豆の粉で作ったクレープのようなもの)の屋台には、長蛇の列ができています。ソッカは焼き窯が広場に設置されていて、その場で焼くので本格的です。

 

その他、pissaladiereピッサラディエール(玉ねぎとアンチョビのタルト)、南仏のお菓子の際に紹介したtroute aux blette・トゥルト・オ・ブレットなど、どれもニースならでは。毎年、こうした地元の伝統的な軽食を楽しみにしている人も多いのです。
さらに子どもたちが大好きな、綿菓子やクレープなどの屋台もでています。

ここ最近は天気が良く、昼間は気温もぐんぐん上がるのでピクニック日和。
地域に密着したお祭りだけあって、知り合いや友人に遭遇する確率もとても高く、日光浴とおしゃべりが大好きなフランス人にとって、きっと最高の息抜きができる場所に違いありません。

 

 

 
ライター/松嶋まち子(まつしま・まちこ)
ニース在住13年、一人娘の母。JAL客室乗務員15年勤務を経て、夫・松嶋啓介氏とレストランを開くために渡仏。 現在ニースに3店舗あるレストランの経理業務をこなしつつ、週3回海岸沿いのランニングに励む日々。
URL:http://keisukematsushima.tokyo/
URL:http://www.keisukematsushima.com/
URL:http://www.lecoledenice.com/

 


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