旬のコラム
2017/05/11

【南仏の食卓から】大好きないちごの季節(la saison des fraises)

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いちごはまさに「今が旬」

ライター/松嶋まち子

ポカポカ陽気が続いていたニースですが、4月末には急に気温が下がり、油断して体調を崩してしまった人も多かったようです。その一時的な冷え込みが原因で、農産物にも影響が出たという残念なニュースがあり、野菜や果物の育ち具合を危惧していた生産者さんも少なくなかったよう。

さて、3月の終わりごろから出始めていたいちごですが、今、まさにピークを迎えているところです。

マルシェに行くと、果物屋さんのどこを見ても色鮮やかないちごの山。個人的に大好きなので、毎週末マルシェでいちごを買っています。そのまま食べたり、シャンティ(ホイップクリーム)を付けて食べたり、コンフィチュール(ジャム)を作ったり。さらに、ニースではめったにお目にかかれない「いちごのショートケーキ」を作るのが、我が家の楽しみの一つです。

 

 

マルシェで人気の品種はこちら

ニースに出回るいちごは、フランス産ではニース近郊のcarros(キャロス、アスパラガス採りのスポットでもご紹介した村)産のいちご、garigette(ガリゲット)種、その他モロッコ産やスペイン産。

carros(キャロス)村はいちごの産地で有名で(ニースでは知らない人はいないくらい)、毎年この時期を楽しみにしている人が多いのです。マルシェでも、carros産と分かるよう必ず表示されていますし、ニースでは大変人気の高いいちごです。

その味はというと、本当に甘くてジューシーで、文句なしのおいしさ。


一方、ガリゲット種は赤というよりは朱色をした小ぶりのいちごで、甘みがありcarrosのいちごに負けず劣らずおいしく、こちらも人気が高いです。

いちごのお値段は、中くらいの箱入りでだいたい5~6ユーロくらい。大きな木箱入り(だいたい1キロ)だと時期と場所にもよりますが8~12ユーロくらいでした。いちごは傷むのが早いので、木箱入りで大量に買う場合は鮮度が落ちないうちに3分の1はすぐ食べて、残りはお菓子やコンフィチュール(ジャム)することが多いようです。
スペイン産やモロッコ産のいちごは上記のいちごに比べるとお値段は半分くらいですが、中身の色が薄く一般的に固くて水っぽく大味なことが多いので、あまりお勧めできません。

 

いちご産地のお祭り

毎年4月末の週末、carros村ではいちご祭り(fête des fraise、フェット・デ・フレーズ)が開催されます。
このお祭りでは箱入り(1キロ入り)のいちごとその苗の販売や、近郊で生産された野菜、はちみつ、そしてチーズなど農産物のスタンドが立ち、子どもたちも楽しめるような遊具も設置されて、大人も子どもも楽しめるお祭りです。

販売会場ではいちごが飛ぶように売れ、いちごの購入目的で出かけたものの、残念ながら買えなかったという年もありました。
苗を買って育てたこともあるのですが、毎年ちゃんと育ちますし、小ぶりだけど甘くておいしいので、我が家のこの時期の楽しみでもあります。

 

いちごショートを求めて

今回も、生産者さんにいちごのおいしい食べ方について聞いてみました。そのまま食べるのが一番という事でしたが、コンフィチュール(ジャム)、いちごのタルトそしていちごのスープ仕立てにしてもおいしくいただけるとのこと。

この時期のパティスリーにはいちごを使ったお菓子がたくさん並んでいますが、残念ながら私が大好きないちごのショートケーキはないんですよね…。

 

5月になり気候も安定してきて、いろいろな果物が出始めるので、これからまた楽しみが増えます。

 

 
ライター/松嶋まち子(まつしま・まちこ)
ニース在住13年、一人娘の母。JAL客室乗務員15年勤務を経て、夫・松嶋啓介氏とレストランを開くために渡仏。 現在ニースに3店舗あるレストランの経理業務をこなしつつ、週3回海岸沿いのランニングに励む日々。
URL:http://keisukematsushima.tokyo/
URL:http://www.keisukematsushima.com/
URL:http://www.lecoledenice.com/

 


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